淡路島カレーのコンセプトには「地都協業(地方と都市部の協業体制)」というものがあります。
1990年代、プラザ合意によって1ドル240円程度だったものが1ドル120円まで一気に円高になりました。またウルグアイラウンドの輸入の自由化により、日本の市場に安い果物などが入るようになりました。その当時は『遠産遠消』などの言葉が少し言われるようになりましたが、2000年代に入ると産地偽装問題、エコの観点から『食の安心安全』『本物志向』が問われるようになりました。
では、現在はどうでしょうか?
1ドル70円代と今までにない円高水準を推移し、TPP によるさらなる輸入の自由化が現実問題として取り上げられるようになっています。この流れは1990年代~2000年代の歴史を繰り返しているようにも思えます。そう考えると今後さらに『食の安心安全』『本物志向』が問われるようになるのではないかと考えています。
このような時代背景の中、『地方の物づくりのプロ』と『都市の売り方のプロ』とが本当の意味で協業していくことが、非常に重要なことではないかと思い、淡路島カレーでは、淡路島の生産加工業者と、マーケティングに強みを持つ弊社とのコラボレーションによる「地都協業」を実践してまいります。

日本全国の玉ねぎの中からカレーに最適なものを探したところ、「淡路島プレミアム玉ねぎ」に行き着きました。瀬戸内海沿岸の豊かな土壌の中で育てられた新玉ねぎを贅沢にも1人前に1個使用し、2時間掛けてゆっくりあめ色になるまで炒めることで、口当たりの甘いカレーが出来ました。

フルーティーな甘さと香りを出すため、バナナ、リンゴ、マンゴー、パパイヤなど9酒類のフルーツを惜しげもなく使用。また、1人前に1個の玉ねぎのほか、セロリ、キャベツなどの香味野菜もたっぷり。ジャガイモはなめらかな舌触りを出すため、マッシュポテトタイプを採用。細部までのこだわりが、また食べたくなる理由の1つです。

「甘み・コク・辛さ」と3段階に変わる味わいを出すため、厳選した「唐辛子」と「16酒類のスパイス」を使い、ブレンドの順番や配合にこだわりました。唐辛子に含まれるカプサイシンには、脂肪を燃やす働きがあります。なお使用した油は玉ねぎを炒めるときに使ったスプーン半分のオリーブオイルのみで、実はとってもヘルシーなカレーなのです。

淡路島カレーのもう一つの特徴「スタウトビール」は、ローストした麦芽を使用し、濃厚な味わいと、しっかりした苦味・酸味を持った力強いビール。トッピングのポークを圧力鍋で「スタウトビール」と炊きあげることにより、トロトロとした柔らかな食感と風味豊かな味わいに仕上げることができました。カレーと共にお召し上がりください。

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